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ヒトiPS細胞の医療への応用

ヒトiPS細胞の医療への応用をめざしています。もちろん、そのためにはまだまだ多くの課題がありますが、そのひとつひとつを解決していくことが、私たちの研究室のテーマです。

ヒトiPS細胞から血液細胞、造血幹細胞、間葉系幹細胞への分化誘導

ヒトiPS細胞から、輸血のための赤血球、造血幹細胞移植のための造血幹細胞、骨・軟骨再生のための間葉系幹細胞への分化誘導について研究しています。

図1 ヒトiPS細胞から分化誘導された間葉系幹細胞

ヒトiPS細胞を用いた病気の原因、病態の解明と治療法の開発

様々な病気をもっておられる患者さんの体細胞からiPS細胞を作らせていただき,そのiPS細胞を使って、病気の原因や病態を解明し、新たな治療法を開発したいと考えています。現在対象としている病気は、白血病、先天性再生不良性貧血などの造血障害、先天性骨・軟骨形成不全症、アレルギー疾患などですが、さらにいろいろな病気にチャレンジしていきたいと考えています。

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ヒトES細胞の医療への応用

ヒトiPS細胞は自己移植が可能であるため、ヒトES細胞と比較して、臨床応用が早いと考えられており、私たちの研究室を含めて多くの研究室で、その研究が急速進んでいますが、ヒトES細胞の研究は、ヒトiPS細胞研究の基盤となるものであり、大変重要な研究です。私たちの研究室では、ヒトES細胞の臨床応用だけでなく、ヒトES細胞が胎生期に起源を有する幹細胞であることに注目し、胎児発達の研究も行っています。

ヒトES細胞から血液・免疫細胞、造血幹細胞、間葉系幹細胞への分化誘導

ヒトiPS細胞と同様に、ヒトES細胞から、赤血球などの血液細胞、肥満細胞などの免疫細胞、造血幹細胞、間葉系幹細胞への分化誘導について研究しています。特に赤血球については、血液型さえ合わせれば、必ずしも自己由来である必要がないため、早期の臨床応用が期待されています。

図2 ヒトES細胞から分化誘導された赤血球

ヒトES細胞を用いた胎生期造血の解析

当然のことながら、人間の胎児を実験に使用することはできません。したがって、ヒトの胎児の発達については、あまり多くのことは解っていません。そこで、私たちの研究室では,ヒトES細胞から造血/血液細胞への分化過程を解析することによって、ヒトの造血幹細胞の発生や胎生期造血の発達について研究しています。

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ヒト間葉系幹細胞の医療への応用

間葉系幹細胞とは、骨や軟骨を造る能力をもった幹細胞で、骨髄に多く存在することが知られています。私たちの研究室では、この間葉系幹細胞を使って、骨や軟骨に病気をもつ患者さんの治療法を開発したいと考えています。

自己骨髄由来間葉系幹細胞を用いた血友病性関節症の治療法の開発

血友病というのは、血液を固める働きをする凝固因子が先天的に作れない病気です。そのために1/3〜1/2の血友病の患者さんが関節に出血を繰り返すために、関節軟骨が障害を受け、関節がうまく動かなくなってしまう血友病性関節症を合併してきます。私たちの研究室では、医科学研究所附属病院関節外科と協力して、血友病の患者さんの骨髄から採取した間葉系幹細胞を、血友病性関節症を合併する患者さんに移植する治療を計画しています。

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ヒト造血幹細胞の医療への応用

私たちが所属する医科学研究所附属病院小児細胞移植科では、白血病や再生不良性貧血の子どもたちに、実際に造血幹細胞移植を行なって治療しています。しかし、造血幹細胞移植療法にはまだまだ解決すべき問題が数多く残されており、ヒト造血幹細胞の性質をさらに詳細に研究することが、造血幹細胞移植の治療成績の向上につながると考えています。

臍帯血造血幹細胞の性状の解析

医科学研究所附属病院小児細胞移植科では、血液内科と協力して、造血幹細胞移植のなかでも、特に臍帯血移植を積極的に行っています。臍帯血造血幹細胞は胎生期に起源を有する造血幹細胞で、骨髄造血幹細胞と異なった性質を持っていることが、私たちの研究で明らかになってきました。さらに詳細に研究を進めることで、臍帯血移植の一層の発展に貢献したいと考えています。

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東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センターについて
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東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センター 幹細胞プロセシング分野 〒108-8639 東京都港区白金台4-6-1 Tel:03-5449-5397Fax:03-5449-5428 tsujik(at)ims.u-tokyo.ac.jp

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