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第25回幹細胞治療研究センターフォーラムのお知らせ     *終了いたしました

センター

2010/03/15

 

ー終了致しました。ご参加ありがとうございました。ー

幹細胞治療研究センターでは毎月フォーラムを開催しております。

 


第25回 幹細胞治療研究フォーラム

 

日 時:平成22年4月15日(木)18:30〜19:30

場 所:一号館講堂

講演者:京都大学 物質−細胞統合システム拠点 (iCeMS) 拠点長、再生医科学研究所    

    中辻 憲夫教授

 


 

多能性幹細胞株 (ES/iPS細胞株を用いた学際研究と産業応用の可能性』


 万能細胞として注目を浴びる多能性幹細胞株(ESiPS細胞株)は、無制限の増殖能力によって莫大な数の細胞を無尽蔵に供給する能力を持つだけでなく、体を作るすべての種類の細胞に分化して作り出す多能性を持っている。従って、多能性幹細胞を未分化な状態で大量に増殖させ、必要に応じて遺伝子導入など加工したのち、目的とする細胞種へと分化させ、必要な機能を果たす分化細胞を集めて、細胞治療や創薬などに活用できる。私どもの研究グループでは、マウス、サル、ヒトES細胞株の樹立と利用研究を長年にわたって進めてきた研究成果を基にして、最近はiPS細胞株への応用、そして2007年発足のiCeMSでは化学や微細工学分野との学際研究を進めている。
 
 

1.多能性幹細胞株に疾患原因遺伝子を導入するなどの遺伝子改変を行ったのち、症状が起きる種類の細胞へと分化させることにより、疾患モデル細胞を作成することができる。それを用いて、神経変性疾患などの発症機能の解明や、新薬開発に活用することができる。

 

2.幹細胞の増殖や分化を制御できる低分子化合物をスクリーニングして発見することができれば、幹細胞の研究や応用に貢献する重要なツールとなる。それに加えて、幹細胞の増殖分化や機能制御に役立つマイクロデバイスを微細加工によって作りだすことは、創薬など多方面への応用につながる。

 

3.幹細胞の制御にとって重要な遺伝子発現を人工的な合成化合物によって人為的制御を可能にすることは、幹細胞制御技術のブレークスルーになる。そのために、細胞に内在する転写因子と類似の機能を果たす化合物をデザインして合成する研究を開始している。

 


                   * 最近の発表論文 

Nakatsuji, N., Nakajima, F. and Tokunaga, K. HLA-haplotype banking and iPS cells. Nature Biotechnol. 26, 739-740 (2008).

 

Sumi, T., Tsuneyoshi, N., Nakatsuji, N. and Suemori, H. Defining early lineage specification of human embryonic stem cells by the orchestrated balance of canonical Wnt/b-catenin, Activin/Nodal, and BMP signaling. Development 135, 2969-2979 (2008).

 

Miyazaki, T., Futaki, S., Hasegawa, K., Kawasaki, M., Sanzen, N., Hayashi, M., Kawase, E., Sekiguchi, K., Nakatsuji, N. and Suemori, H. Recombinant human laminin isoforms can support the undifferentiated growth of human embryonic stem cells. Biochem. Biophys. Res. Comm. 375, 27-32 (2008).

 

Suzuki, K., Mitsui, K., Aizawa, E., Hasegawa, K., Kawase, E., Yamagishi, T., Shimizu, Y., Suemori, H., Nakatsuji, N. and Mitani, K.  Highly efficient transient gene expression and gene targeting in primate embryonic stem cells with helper-dependent adenoviral vectors. Proc. Nat. Acad. Sci. USA 105, 13781-13786 (2008).

 

Wada, T., Honda, M., Minami, I., Tooi, N., Amagai, Y., Nakatsuji, N. and Aiba, K. Highly efficient differentiation and enrichment of spinal motor neurons derived from human and monkey embryonic stem cells. PLoS ONE 4, e6722 (2009).

 

Sakurai, K., Shimoji, M., Tahimic, C. G. T., Aiba, K., Kawase, E., Hasegawa, K., Amagai, Y., Suemori, H. and Nakatsuji, N. Efficient integration of transgenes into a defined locus in human embryonic stem cells. Nucleic Acids Research 2010; doi: 10.1093/nar/gkp1234

 

Otsuji, T.G., Minami, I., Kurose, Y., Yamauchi, K., Tada, M., and Nakatsuji, N. Progressive maturation in contracting cardiomyocytes derived from human embryonic stem cells: Qualitative effects on electrophysiological responses to drugs. Stem Cell Research, doi: 10.1016/j.scr.2010.01.002.

 

 


 

*医科研所属研究者以外の方で参加を希望される方は、事前にご登録をお願いいたします。

お名前、ご所属、メールアドレスを明記の上、上記問い合わせ先までメールにてご連絡ください。

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